【大学生宅建独学合格】独学合格目指すためのおすすめの勉強方法とテキストを紹介

不動産

【大学生宅建独学合格】独学合格目指すためのおすすめの勉強方法とテキストを紹介

はじがき

要件だけみていきたい方は、
「宅建試験の特徴と合格のポイント」
からみていってください

本編

「就活に向けて宅建が取りたい」

「せっかく時間があるのだから宅建でも取ろうかな」

けど宅建の勉強方法がわからない!!

そんな皆さんに向けて、
独学で宅建に合格するための、おすすめの勉強方法とテキストをご紹介させていただきます。

今回の記事でわかること
・宅建の難易度「大学生でも合格できる?」
・宅建試験の特徴と合格のポイント
・オススメの参考書
・勉強方法

宅建ってそもそもなんなの

取るとどんなメリットがあるの?

就活で使えるってほんと?

といったコンテンツに関してはこちらから
【就職にも有利】大学生におすすめの資格「宅建士」のメリットと注意点

自己紹介

その前に、そもそもお前誰なんだよ!
って感じですよね。

現在は不動産業界に務めていて、副業でブロガーをやっている“みりん”と申します!

私は、大学2年生の時に宅建に独学で合格し、
現在は宅建士としても仕事をさせていただいております。

大学時代に、独学で宅建に合格した勉強方法とおすすめの参考書を紹介していきます。
後輩や友人にもこの方法を紹介して、合格してきてくれたので、ある程度の汎用性はあると思います。

ではでは、自己紹介はここまでにして本題に入っていきます。

宅建の難易度「大学生でも合格できる?」

結論宅建取得は現実的。時間があるため、大学生は社会人より有利

宅建って大学生でも取れるのかなって感じですよね

大丈夫です。大学生でも努力をすればちゃんと取れる資格です。

まずは、受験資格、勉強時間、合格率を参考にして宅建の難易度についてみていきましょう。

受験資格

宅建には、受験資格がありません
年齢、国籍、学歴、実務経験これらの要件はありません。

そのため、どんな人でも宅建を受けることができます

私の知人は、実家が不動産屋さんだったこともあり、中学生で宅建を受けさせられていたりしました。

受験資格がない、
つまりは予備知識なしでも、「しっかりと勉強すれば宅建士になっていいよ!」
と国が言っているようなものなのです。

勉強時間

一般的に宅建の勉強時間は、200時間から300時間と言われています。

夏休みが8・9月の2ヶ月近くある大学生にとっては、
2ヶ月間毎日5時間の勉強を夏休み中続ければ、達成できる計算です!

、、、今のはちょっと厳し目の設定でしたが、
もっと前に始めていれば、もっと余裕を持ってい挑めます。

実際の試験日は10月の中旬です。

夏休み前に勉強を始めることができれば、
時間的にもそんなに厳しいものではありません

ただ、一点注意したいのが、この数値は一般的な数値であることです。
みなさん個人個人に適応するかはわかりません。

勉強をする習慣がある人や試験慣れしている人はもっと早く取ることができますし、
不動産や法律について全く知らない人はもう少し時間がかかるかもしれません。

ご自身の状況に合わせて勉強時間の目安を考えてみましょう。

合格率

合格率は14%から18%がほとんどです。

合格点は相対評価で決まります。

*相対評価とは、
受験者、問題のレベルに合わせて合格点を決める評価で、
例年は4択50満点で35点前後が合格点となっています。

合格率20%弱、、、、
受かる試験ではありますが、簡単とは言い難いですね

 

ただ実際には、この数字よりもう少し簡単です

というのも、
宅建の試験は、皆さんのように勉強する意思やモチベーションがある人だけが受ける試験ではないからです。

不動産業界では、宅建の資格はとても重宝され、必須の資格となります。
そのため、企業は社員に宅建を無理矢理にでも受けさせようとします。

受験費も講習費も会社が出してでも受けさせます。

ただ!そんな状態で受験する人たちは、本当にしっかり勉強しているのでしょうか?

もちろん地頭は良い人、運が良い人は、そんな状態でも受かるでしょうが、4択とはいえそこまで簡単ではありません。

つまり、
受験者の中でもやる気がない人、勉強してきていない人も結果に反映されいいるため、
実際には、20%弱の数値よりも簡単に受かる試験なのです。

結論

宅建はうまく時間を作って、ちゃんとした勉強方法を取れば、大学生でも十分に取得可能です。

また若く記憶力もあり、自由に使える時間がかなりある大学生は、会社に行きながら受ける人よりも、有利とも言えるかもしれません。

宅建試験の概要と合格のポイント

次は宅建の試験概要と試験の特徴から合格するためのポイントを見ていきましょう。

試験日程

まずは日程を確認しましょう。

宅建の試験は例年10月が中旬に実施されます。

ただ、昨今はコロナウイルスの影響により、10月と12月に分散して試験を行なっております。
今年もそうかどうかは、まだ正式な発表がないので、しっかりとご自身でチェックしていきましょう。

6月:試験の公告
7月:申し込み期間
10月:試験→11月に合格発表
12月:試験→1月に合格発表

せっかく勉強していたのに受けれなかったといったことがないように、
日程はしっかり確認しておきましょう。

試験の概要

  • 形式
    全50問4択(正誤問題、計算問題)
  • 試験時間
    2時間
    *50問で2時間
    単純計算で、1問にかけられる時間は、2分ちょっと
  • 範囲
    3分野
    民法、業法、関連法規

試験の特徴と合格のポイント

★試験勉強全体を通して注意したい点

・正しい数値の暗記(覚える数字が多くあります)
・法律の理解
・法律の適応範囲と使える条件
・不動産業の全体像の把握

★分野ごとに注意したい点

◆民法
『民法の特徴としては、理解ゲーである』

民法のベースの考え方を理解する。
理解が難しい場合は、法律の使い方を徹底的に覚える。
落とし込めれば、点を落とさなくなる

昨今は、単純な暗記だけでは解けない問題が増えているため、より仕組みや法律の根底にある考え方を理解する必要性が上がっています。

◆業法
『ここは落とせない、みんなとってくる、なんとしても落とせない』

基本的には知識ゲー、
法律の適用条件、数値がわかっていれば問題なく取れる
知っているか、知らないかがものを言う

細かい点は後々詰めて、コンテンツの把握、繋がりを理解することに注力する。

配点が最も多い分野、かつ勉強をすれば取れる分野となります。
宅建試験においてここが最も重要な分野です。

◆関連法規
『ほぼ暗記科目』

どこまで正確に、数多く暗記できるかが肝
計算問題はパターンが数個しかないため、解法だけ覚えていれば問題なく解ける

この分野は、早めに勉強しすぎると、他の分野を勉強しているうちに覚えたことを忘れてしまう可能性があります。

早めに勉強をする場合は、定期的に復習をする。もしくは最後に全力で暗記する。このような対策を取ることをお勧めします。

オススメ参考書

次にオススメのテキストの紹介をしていきます。

まずは前提として、
オススメのテキストは、
「自身が一番勉強しやすい、読みやすい」と感じかつ最新のもの
これが絶対条件になります。

ただそうはいっても、世の中にあるテキスト数が多くて選ぶのが大変ですよね。

私も勉強を開始するにあたって、
大学の図書館にある宅建の参考書を何冊か読みながら勉強してきました。

何冊か参考書を試してみて、よかったものについて紹介していきます。

独学で勉強するにあたりオススメしたい参考書を
・テキスト
・問題集
・演習
この3分野に分けて紹介していきます。

テキスト編

テキストからは2つ
ご自身に合わせて選んでみてください。

No1.らくらく宅建塾

特徴
イラストや図が多く読みやすい
・わかりやすい解説
・独自のゴロを作り覚えやすいように解説してくれる。

おすすめする人
活字慣れしていない人
・不動産や法律についてまだよくわかっていない人

No2.出る順宅建士
合格テキスト1権利関係
合格テキスト2宅建業法
合格テキスト3法令上の制限・税・その他

 

特徴
・図は少ないがその分、詳細まで解説してくれる
・この後オススメする問題集とリンクしている部分があり勉強しやすい
・「ケーススタディ」といったページで、学んだことを理解しているかすぐにチェックできる。

おすすめする人
・活字慣れしている人
・より高得点を狙って、安定して合格したい人
・元々ある程度知識がある人

問題集編

問題集はこれ一択!

出る順宅建士 ウォーク問過去問題集
1ウォーク問過去問題集・権利関係
2ウォーク問過去問題集・宅建業法
3ウォーク問過去問題集・法令上の制限・税・その他

 

問題集はLEC出版のこちら「出る順宅建士 ウォーク問過去問題集」一択です!!

特徴
・問題ごとに重要度を表している→効率よく進められる。
・分野ごとにまとめて出題→細かく勘違いしやすい部分を整理できる。
・正解以外の解説も丁寧→勉強の質が上がる

演習編

問題集はできる限り多くやっていきましょう。

ひとつ注意しないといけない点は、

公式に公開されている過去問は、過去の法律や数値が用いられている場合があります

この場合、
事前に、法律の改正情報を知らないと無駄に時間を使ってしまうどことか、間違った知識が身に付いてしまう可能性があります。
十分に注意して勉強していきましょう。

あてる
注意:こちらは2022年度用になっています。

当たる

公式から出ている過去問

勉強方法

勉強フロー
0.過去問を見る
1.テキスト読み込み1週目
2.テキスト読み込み2週目
3.問題集を回しまくる
4.過去問
5.模試
6.ステップ3,4,5を周回
7.予想問題集

ステップ0 過去問を見る

目的:問題の出し方、何が問われるかを知ることで、勉強効率をあげる

公式サイトより、問題をダウンロードし、確認します。

過去問はこちらから見れます。

試験でどのような点が問われるか、どういった形式の問題になのかを知ることで、勉強しているときに、必要不要の判断が付くようになり、勉強の効率が上がります。

ステップ1 テキストの読み込み1週目

目的:学習範囲全体で、どんなことを学ぶのか、どんな知識が必要になるのか、分野ごとの繋がり理解する。

まずはテキストを一周しましょう。
この段階ではよくわからない用語やシステムが多くありますが、無理に理解しようとせず、こんなのがあるんだなとと思いながらやってみてください。

小さい文字は読み飛ばしちゃって大丈夫です。

集中して、読み切ること、ここだけを意識してやってみてください。

ステップ2 テキストの読み込み2週目

目的:1週目で理解できなかった点の確認、1週目で学んだ知識の定着

テキストの二週目
一回目同様、2週目でもわからないことが多くあると思いますが、
一週目よりは各段位読みやすく理解しやすくなっているはずです。

一週目で学んだことの復習と、変わらなかったところを丁寧に読んで理解してみてください。

この時点で無理に全てを理解する必要は、まったくありません
試験範囲に関して大枠の理解をすることができればこのステップは完了となります。

ステップ3 問題集を回しまくる

目的:細かい知識の詰め込みと試験形式の把握

ここのステップが全ステップの中で最も時間を使い、ここが試験の合否を分ける山場となります。

先ほど紹介したウォーク問を使い、とにかく問題を解いていきます。

おそらくテキストを2週読んでいても、初めて問題を解く時は、なかなか正答できません

ただ、それは皆さん同じなので安心して勉強を進めてください。

試験はどのような形式の問題が出るのか、どの数値、知識が求められるかを確認しながら進めていきます。

オススメの進め方としては、
1日に解く問題の範囲を限定して、その日中にその範囲を周回します。

1日に数多くの問題をやっても定着しなければ無意味になってしまいます。
『急がば回れ』
一問一問丁寧に、ただ問題を解くのでなく理解しながら進めていってください。

ステップ4 過去問に挑戦してみる

目的:勉強の進捗状況の確認

問題集が解き終わったら、過去問に挑戦してみましょう。
分野ごとに学んでいたものが、バラバラで出題されると意外と解けなくなってしまいます。

これを経験することで、ある分野について整理して自身の頭に落とし込むことができるようになります。また、本番の試験問題のため、現状自分がどれくらいの点数がとれるのかが把握できます。

苦手分野を集中して強化し、
あやふやだった点をフォーカスして学ぶことで点数の底上げすることができます。

ただ一点注意したいのは、宅建に出てくる、コンテンツは、定期的に改正が入ることです。
去年だと正解だが、今年だと間違えなどといった事象が怒ってしまう可能性があります。

そのため、この過去問を解く前に、法律や規制の改正などがないかをしっかりと確認しましょう。

ステップ5 模試

目的:自分の現状把握

宅建は、大学試験などと同様に模試が頻繁に開催されています。

過去問がある程度解けるようになったら、
模擬試験(模試)に挑戦してみましょう。

時間や緊張感それぞれ本番レベルのものが味わうことができます。

また順位や成績も出るため、客観的に自身の立ち位置が分かります。

わかったからといって、試験に受かるわけではありませんが、
ご自身の苦手や得意がわかり、今後の勉強をより効率的に進めることができるようになります。

有名度ことですと、
LEC
TAC
日建学院
フォーサイト

などがあります。
有料、無料、会場で受けるもの、自宅で受けるものなど
様々なものがあります。

自身の勉強の成果を試す場として使ってみてください。

ステップ6 問題集・過去問・模試を回す

目的:学力の定着

ステップ6まで来たら、今まで勉強してきた知識の定着、学力の底上げをしていきましょう。
問題集、過去問、模試を周りて、
実践、苦手の発見、苦手を克服、実践のサイクルを回していきましょ。

ステップ7 予想問題を解く

目的:本番に向けて最終調整

予想問題は、基本的に過去問や模試とは変わりません。

ただ、本番前に使う問題集としては最適です。

もちろん、苦手の発見にも使えますし、時間配分や解く順番などの戦略的な部分にも使うことができます。

加えて、予想問題なので、ここで出た問題がそのまま試験にも出ることがあります。
予想問題は、本番までに満点取れるようになるまで勉強しましょう。

基本的な勉強のフローは異常となります。

 

ヒント

最後に、本番直前にこれもやっておきたい点を2点ピックアップ紹介します。
・昨今の地価の変化
・法律規制の改正点

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございます。

最後に少しだけ耳に痛いお話もさせてください。

宅建だけに言えたことではありませんが、資格試験はかなりの時間と労力を使います。

もちろんその分のメリットもあります。
しかし、人によっては、資格を使わない人、努力したのに取れない人がいます。

勉強が無駄になることはありませんが、
時間と労力に見合わない結果になる可能性が十分にあることをご承知おきください。

よかったら宅建のメリットと注意事項について書いた記事もあるので読んでいってください。
【就職にも有利】大学生におすすめの資格「宅建士」のメリットと注意点

ただこんなことを言っていながらも、
この記事を最後まで読んでくれた皆さんには、是非とも宅建試験に合格して欲しいです。

この記事が皆さんの勉強に少しでも役に立ったら嬉しいです。
皆さんの合格を心よりお祈りしております。

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