【大学生必見】大学生向けに「確定申告とは何か?」「実際の確定申告書の作り方」を簡単解説 

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【大学生必見】大学生向けに確定申告を簡単解説『しないとどうなるの』『確定申告ってどうやるの』

はじめに

こんにちはみりんです。大学生の皆さん。

確定申告ってよく耳にしますよね。
ただ確定申告って

「実際なんなんだろう?」

「どうやればいいのかな?」

「やらなかったらどうなっちゃうの?」

とわからないことが多いですよね。

今回はそんな大学生の皆さんに向けて、
確定申告について可能な限りわかりやすく関係ないことを省きながら短めに解説していきます。

私自身、学生時代にファイナンシャルプランナーになり、自分で確定申告をしていました。
この記事が皆さんの役に少しでも役に立てば嬉しいです。

今回の記事でわかること
・確定申告とは何か
・確定申告の対象はだれか
・確定申告をしないとどうなるのか
・確定申告のやり方

確定申告とは何か

確定申告ってよく聞くけど、
実際なんだんだろう?って人が結構多いのではないでしょか?

確定申告を簡単に、説明すると
「支払うべき税金を国に伝え、過不足を精算する作業」です。

もう少し詳しく解説しますね

国の収入源の一つの所得税を徴収するため、

国は国民一人一人がどれくらいの収入を得ているのか、また税金を徴収するときに注意するべきことはあるかを把握しないといけません。

そのための作業が確定申告となります。

また、多くの人は源泉徴収で、あらかじめ税金と取られていることがあります。

源泉徴収とは、
所得(給料)が生じた時点で、あらかじめ、かかりそうな税金を徴収しておく制度です。国としては、
税金の取り逃がしを防ぐことができます。私たちとしては、
税金を払うときに、支払う金額が高額にないようになるメリットがあります。

例えば、
同じ12万円でも
「毎月1万円」なら払えるけど、
年末にいきなり「12万円払って」いわれたら厳しいですよね。こういったことを防ぐために源泉徴収をしています。ただ源泉徴収では、
お金を取られすぎる、もしくは、払わなければいけない分が、回収できない可能性があります。

確定申告では
取られ過ぎた税金
や、まだ収めていない税金精算する作業も含まれます。

簡単に説明するとこんな感じになります。

また年末調整も似たようなシステムで税金の調整を行なっています。
年末調整について詳しく知りたい方はこちらから
【大学生必見】学生向けに年末調整をわかりやすく解説

確定申告の対象は?

では、次に確定申告の対象となる人を見ていきましょう。
ここでは主に大学生で確定申告の対象に関係のある人を紹介します。

確定申告の対象となる人

国税庁からは、

‘’その年分の所得金額の合計額が所得控除の合計額を超える場合で、その超える額に対する税額が、配当控除額と年末調整の際に控除を受けた住宅借入金等特別控除額の合計額を超える人は、確定申告をする必要があります(控除しきれなかった外国税額控除の額、源泉徴収税額または予定納税の額がある場合を除きます。なお、この取扱いは確定申告書の提出期限が令和4年1月1日以後となる確定申告書について適用され、当該提出期限が同日前となる場合にはこれらの控除しきれなかった額があったとしても確定申告をしなければならないこととなります。)。’’
参照:国税庁ホームページ

とされています。

大学生のみなさんに当てはめて言うと
・アルバイトを掛け持ちしている人
・給料以外の所得が20万円以上ある人
・103万円以上稼いだ場合
・年末調整を行っていない人(企業がやってくなかったorアルバイトをやめた)

これらの要素に一つでも当てはまれば、確定申告が必要になります。

確定申告をしないとどうなるの?

確定申告の対象になっている方々が確定申告をしないとどうなってしまうのか見ていきましょう。

確定申告をしないと起こること
①還付金がもらえない
②ペナルティが課される
③収入を証明することができない

ひとつひとつ簡単に説明していきます。

①還付金がもらえない

確定申告では、各控除の申請も行うことになっています。

還付金とは
・源泉徴収で税金を多めに払ってしまった人
・控除の申請によって払うべき税金が少なくなる人
が確定申告をすることによって還付金といった形でお金が返ってくる制度です。

控除に関して

控除を申請することで払うべき税金を減らすことができます。

源泉徴収で多く取られた分の税金が還付金として帰ってきます。

ただ確定申告をしないと税金は返ってこないのでご注意を!!

控除についてよくわからない方

控除とは
「あなたは生活が大変そうだから、あなたは可哀想な理由があるから税金が少し安くなるようにしてあげるます」といった国のシステムです。例えば、同じ年収400万円でも、
Aさん:シングルマザーで子供が2人もいる人
Bさん:独身で子供がいない人この2者では、経済的にシングルマザーのAさん方がかなり厳しいですよね
こういった人々の税金を減らしてあげるための制度が「控除」です。
なので、決して堅苦しく難しい制度ではなく、私たちにとても優しい制度なのです。

確定申告をしないとこれらの控除が受けれなくなってしまいます。

大学生の皆さんに関係のある控除ですと以下のものがあります。

大学生に関係のありそうな控除
・基礎控除
・医療費控除
・障害者控除
・勤労学生控除

・基礎控除
基礎控除の48万円分は、所得がある人みんなに与えられる控除です。
この蘭は必ず埋めましょう
(e-Taxを使用する場合は自動で適応されます)

・医療費控除
この控除は、大きな怪我や病気をした人の生活をサポートするための控除です。
10万円を越え、保険金が出ない分の医療費は、一旦は自身で費用を負担するものの、確定申告をすることで帰ってくることがあります。

・障害者控除
障害者の方やその方と生計が同じ方が対象になります。
障害の等級や種類により控除額が変わります。

・勤労学生控除
一般的な大学専門学校に通う方が対象になり、37万円の控除がもらえます
→103万円を越えてしまった学生でもこの控除を適応することで税金が掛からなく泣く可能性があります。

②ペナルティが課される可能性がある

還付金の時とは逆で源泉徴収をしていても、年末を払わないといけないパターンがあります。

例えば、年の初めの方は稼いでいなかったが、年末付近に多く稼いだといった人は、源泉徴収で税金が回収しきれていないため、確定申告で税金を払わないといけなくなる可能性があります。

この時に確定申告をせず、税金が未払いになっている場合は、ペナルティが課される場合があります。

具体的な内容としては、無申告加算税や遅延税がかかります。

収入の証明ができない

確定申告をすることで、国にご自身の収入が登録できます。

この登録が済んでいると、収入がある証明書としての所得証明書が発行できるようになります。

これは、お金を借りる時、不動産の賃貸契約をする時に必要になる場合があります。

そのため、確定申告をしていないと緊急の時にお金が借りれない、不動産を借りれないといったことが起きてしまいます。

ちなみに不動産の賃貸契約は、源泉徴収票でも代用されることがあります。

以上が確定申告をしないことで起きることです。

確定申告のやり方

確定申告のやり方を説明する前に確定申告に必要なものを紹介していきます。
まずはここを準備してから確定申告に臨みましょう。

確定申告の方法として現在2つ存在します。

確定申告の作成提出方法の種類
①e-Taxを使ったオンライン申告
②確定申告書での提出
*作成はパソコン。提出は郵送、手渡し、投函といった方法もあります。

必要なもの

①e-Taxを使ったオンライン申告向け
A源泉徴収票←アルバイト先から入手可能
B銀行口座
Cマイナンバーカード
Dスマートフォン
Eパソコン(なくてもOK)
F医療費の領収書
②確定申告書での提出向け
A源泉徴収票←アルバイト先から入手可能
B銀行口座
Cマイナンバーカード
D確定申告書B←税務署、区役所で入手可能(国税庁からダウンロードも可能)
E医療費の領収書

確定申告の方法

ではこの記事の最後にして、最大の鬼門の申告方法について説明していきます

こちらの説明で確定申告が作成可能な人の条件
・大学生(専門学生可)
・年収が130万円以下
・給与所得以外がない

①e-Taxを使ったオンライン申告向け

今回の説明では国税庁から提供されている“確定申告書等作成コーナー”を参照しながら作っていきます
作成コーナートップ

マイナンバーカード方式(2次元コード)

・ステップ1
マイナポータルの登録を行う

スマートフォンにマイナポータルのアプリを入れ、
ご自身のマイナンバーカードの登録をおこないます。

マイナポータルの登録は、
スマートフォン、マイナンバーカード、利用者証明用電子パスワード
この三つがあれば簡単に登録できます。

マイナポータル
iPhone
アンドロイド

・ステップ2
申告書作成

確定申告書等作成コーナー”で必要事項を登録

個人情報を入れた後確定申告をする時、皆さんが特に注意しないといけないのは、

・給与所得を入力
・勤労学生控除の適応
・医療費控除(使っていれば)
・口座情報(還付金がある場合)

あとは個人の事情に合わせて、入力していきます。

ステップ3
提出

最後は作成したデータを提出するだけで完了になります。

②確定申告書での提出向け

確定申告所Bを使用します。
確定申告書

ステップ1(第一表)
基本情報の入力
皆さんが入力すべき項目
第一表
・現住の住所
・個人番号(マイナンバー)
・生年月日
・氏名(フリガナ)
・令和5年1月1日の住所
・職業
・世帯主の氏名
・世帯主との続柄
・電話番号
皆さんの情報を入れてください

ステップ2(第一表)
収入金額等
・給与の欄(カ)→区分は入力不要です
源泉徴収票の収入金額を反映させます
2箇所以上から給与をもらっている人は、それぞれを合計して入力します

ステップ3(第一表)
所得金額等
・給与の欄(⑥)→区分は記入不要です
上で計算した給与の欄(カ)から55万円引いたものを記入します。

・合計の欄(⑫)に⑥と同じ数字を入れます

ステップ4(第一表)
所得から差し引かれる金額
・勤労学生控除(⑲〜⑳)に27万円と記入
・基礎控除(㉔)に48万円と記入
・合計(㉙)に75万円と記入

ステップ5(第一表)
税金の計算
・源泉徴収税額(㊽)を記入
→源泉徴収票より確認合計をして記入
・44,45は基本は0を記入
・49,51,52を計算して記入

ステップ6
その他と受取場所
・公的年金以外の後継所得金額(53)に⑥と同じ数値を記入
・受け取り場所にご自身の銀行口座を入力

ステップ7(第二表)
第二表を完成させる
ここで記入するべき欄は、
・所得の内訳
アルバイトの場合:所得の種類は給与、種目は空欄で大丈夫です
・源泉徴収の合計金額
・本人に関する事項→勤労学生
・社会保険料控除等に関する事項
→昨年の年収が130万円を越える方のみかかります。

作成に関してはこれで以上になります

ステップ8
確定申告書の提出

提出方法
税務署の受付に提出
税務署に郵送
税務署の時間外収受箱に投函

終わりに

今回の記事は以上になります。

確定申告は結構難しくて、大変な作業でもありますが、一度覚えてしまえば、2回目からは意外と簡単にできるようになります。

また税金に関して幅広く知る良い機会でもあると思っています。

是非、苦手意識を取り除いてみて一度挑戦してみてください。

今回の記事が皆さんの生活に少しでも役に立てば嬉しいです。

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