【大学生必見】学生向けに年末調整をわかりやすく解説

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【大学生必見】学生向けに年末調整をわかりやすく解説

*注意書き*
この記事では、より簡単に解説することを目的にしています。そのため下記の点に注意してください
・一部留意点を省いている点
・表現方法を簡素化している点
・大学生・若者向けの記事のため必要のない情報を省いている点

本記事は、資格試験の勉強や法人様の参考資料には適していません。

はじめに

アルバイトをしている皆さん!こんにちは、みりんです!

毎年10月から12月にかけて、アルバイト先から年末調整の連絡が来ますよね。

毎年来るけど実際にこれってなんなの??

やらないとどうなっちゃうの?

初めてでやり方がわからない!

などなど、年末調整ってよくわからないですよね

今回は、この複雑な年末調整について、ファイナンシャルプランナーが可能な限りわかりやすく解説していこうと思います!!

今回の記事でわかること
・年末調整って何?
・誰が対象になるの?
・年末調整をやらないとどうなるの?
・実際にどうやればいいの?

 

年末調整とは?

年末調整をとても簡単に、ひと言で表現すると

「多く取られた税金を取り戻すための手続き」

になります。

っていってもよくわからないですよね。
もう少し詳しく説明していきます!

 

皆様方の多くは、源泉徴収といったシステムによって、

給料を受け取る前に、国からあらかじめ税金を回収されています。

源泉徴収とは、
所得(給料)が生じた時点で、あらかじめ、かかりそうな税金を徴収しておく制度です。国としては、
税金の取り逃がしを防ぐことができます。私たちとしては、
税金を払うときに、支払う金額が高額にないようになるメリットがあります。

例えば、
同じ12万円でも
「毎月1万円」なら払えるけど、
年末にいきなり「12万円払って」いわれたら厳しいですよね。こういったことを防ぐために源泉徴収をしています。

ただ源泉徴収では、
お金を取られすぎる、もしくは、払わなければいけない分が、回収できない可能性があります。

この源泉徴収後、税金の過不足を精算する手続きを年末調整と言います。

つまり年末調整とは

源泉徴収で払い過ぎたお金、払わないといけなかったのに回収されなかった分のお金を、
調整するシステムです。

年末調整の対象

では年末調整は実際に誰が対象になるのでしょうか?

回答は、

基本アルバイトをしている人全員です。

例外
・年収103万円以下で、月の給料が一回も88000円を超えていない場合
・アルバイトを途中で辞めている場合

上記の方々は、年末調整をする必要はありません。
もちろん年末調整を行っても問題はありませんのでご安心を

やらないとどうなるの?

年末調整をやらないことで、3つのデメリットが生じます。

控除が受けれない

年末調整では、税金の調整だけでなく各「控除の申告」も行っています

疲れてきた頃にまた新しいワードを出してしまってごめんなさい

できるだけ簡単に説明しますね!

控除とは
「あなたは生活が大変そうだから、あなたは可哀想な理由があるから税金が少し安くなるようにしてあげるます」といった国のシステムです。例えば、同じ年収400万円でも、Aさん:シングルマザーで子供が2人もいる人
Bさん:独身で子供がいない人この2者では、経済的にシングルマザーのAさん方がかなり厳しいですよね。

こういった人々の税金を減らしてあげるための制度が「控除」です。

なので、決して堅苦しく難しい制度ではなく、私たちにとても優しい制度なのです。

そしてこの控除にも何種類かありますが、
年末調整時点で、これらの控除の申告が必要になってくるのです。

そのため、年末調整をしないでいるとこれらの控除が受けれなくなってしまい、払う税金の額が多くなってしまうのです。

ちなみに控除の種類は下記のものです

年末調整時に申告が必要な控除
・扶養控除
・基礎控除
・配偶者控除
・所得金調整控除
・保険料控除
・住宅借入金等特別控除

大学生の皆さんに関係するものだと、

基礎控除の勤労学生控除が挙げられます。

この控除は、学生であれば27万円分の所得控除が受けれるといったものです。

103万円を越してしまった学生さんは、
この控除を使うことで、130万円までは税金を払わずに済むようになります。

103万円の壁って何って学生さんはこちらもみていってください。
【学生必見】103万円の壁って何?越えたらどうなるの?簡単解説

過払いになる

2つ目のデメリットは、税金の払い過ぎが発生するリスクがあることです。

先ほども説明しましたが、

年末調整をすることで、払いすぎた税金を取り返すことができます。

源泉徴収では、あらかじめ年収を予想して必要になる税金を毎月徴収しています。

そのため、
例えば、
春夏でたくさん稼いだ、けど秋冬はそんな稼いでいない人は

年収を多く見積もられてしまうため、年末調整をしないと税金が取られ過ぎたままになってしまう可能性があります。

年末調整をすることで、取られ過ぎた税金が戻ってくる可能性があります。

確定申告をしないといけなくなる

年末調整時に各申告や、税金の調整をしておかないと、確定申告をしないといけなくなります。

私自身も体験しましたが、初めての確定申告はかなり難しく時間がかかります。

確定申告では、源泉徴収票を入手して、資料を作って、税務署に提出する。
かなりハードでした!

多少面倒でも年末調整をやっていた方が、よっぽどマシだと思います!!

確定申告って何?やり方が知りたいってからはこちらから
【大学生必見】大学生向けに「確定申告とは何か?」「実際の確定申告書の作り方」を簡単解説

年末調整はどうやるの?

基本的に年末調整は、雇用主の義務となります。

そのため皆さんがやらないといけないことはほとんどありません。

アルバイト先から年末調整の案内に従っていれば、自然と終わっているはずです。

アルバイト先に求められることの例
・そのアルバイト先で年末調整を行うのか、別のアルバイト先で行うのか、
・住所や個人情報の確認
・保険料の確認

最近では、インターネット上でデータを少し入力するだけなどかなり簡単になっています

ただ、アルバイトを掛け持ちしている方は、

最も収入が多くなるアルバイト先で年末調整をします。

ただ、アルバイトを掛け持ちしている場合、年末調整をしていても確定申告をしないといけません。

確定申告のやり方に関しても

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。

税金の分野は、かなり複雑で煩わしいことが多いですよね。

ただ、今日の控除の話もそうですが、国からの支援は、ご自身で申告しないと受けれないものが多くあります。

きっちり覚える必要もありませんが、
「こういったものがあるんだな」って認識があるだけでいつか役立つことが必ずあります!!

なので日々の生活でもアンテナを貼って過ごしてみてください

今回の記事が、少しでも皆様の役に立てれば幸いです!!

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