【就職にも有利】大学生におすすめの資格「宅建士」のメリットと注意点
初めに
「大学生のうちに何か資格を取りたい」
「就活に役立つ資格がないかな」
なんて考え中の皆さん!
そんな皆さんにぴったりでオススメの資格があります。
その資格は宅建士です!!
宅建士の資格は、
就活、キャリア、実務でもかなり役立ち
「大学生にオススメの資格」の代名詞になるような資格です。
私自身、学生時代にこの資格を取ったおかげで、
就活でかなり活かせたことに加えて、
高時給のアルバイトをすることができました。
宅建の勉強方法テキストに関してはこちらから
・宅建士とは何か
・宅建士になるメリット
・大学生におすすめの理由
・勉強する上での注意点
宅建士とは何か?
まずは、そもそも宅建士とは何かをみていきましょう!
公正な宅地取引を目的に置かれる有資格者で、
宅地建物取引士証の交付を受けた方を指します。宅建業者は、宅地建物取引に関する知識及び経験を豊富に有する取引の専門家としての役割を果たすことが期待されています。このため、宅建業法は単に免許制度を実施するに留まらず、業者の事務所毎に一定の資格を有する者を宅地建物取引士として設置すること、 および従事者5名に対し1名以上の割合で専任(※1)として常勤できる取引士の設置を義務付けています。(引用:公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会)
簡単に要約すると、
・国の認める、不動産の知識がある人
・不動産屋の5人に対して1人は宅建士を雇わないといけない
このような資格になっています。
また宅建士には下記のような独占業務があります。
・重要事項説明
・需要事項説明書類への記名捺印
・契約書の記名捺印
その資格がないと、一定の業務ができないことを指します。例)
医師免許→手術ができない
美容師免許→髪を切れない
つまりこの資格がないと不動産取引(宅建業)ができないのです!
宅建士のメリット
次に宅建士になることで得られるメリットを3点紹介していきます。
就職で役立つ
宅建士の資格は、就職・転職で大いに役立ちます。
理由は主に2つ、宅建士を一定数雇わないといけない法律と独占業務の存在が挙げられます。
①宅建士を一定数雇わないといけない法律
「宅建業を営む業者は、5人に対して1人の専任の宅建士を雇わないといけない」といった法律が宅建業法に定められています。この数に満たない場合は、営業を停止せざるを得なくなります。
そのため、企業はなるべく多くの宅建士を雇いたいのです。
②独占業務の存在
宅建士にも独占業務が存在し、
「取引に関わる重要事項の説明」や「契約書への記名捺印」などがそれにあたります。
これらの独占業務は、不動産の「貸し借り」、「売り買い」にとても重要な業務になります。
例えば不動産営業でお客さんを捕まえて、物件も決まっていても、その契約は宅建しでないとできないのです。
以上の2つの理由より不動産屋さんは、優先して宅建士を雇おうとするのです。
資格自体が腐りにくい
「宅建士の資格は不動産に関する資格」だから不動産以外で役に立たないと思っていませんか?
実は、不動産業界以外でも金融業界で重宝される場面があります。
そのため、不動産業界はもちろん、他業界への転職にも役立ちます。
金融業界の中でも銀行と保険関係の企業では、宅建士の資格が生きる場面が多々あります
銀行では、人々のお金、資産を扱います。その資産の割合の多くが不動産になります。
そのため銀行では、土地や建物に関する知識が必要になる場面が多々あります。・保険業界
保険業界でも同じく、火災保険や地震保険など、取扱う保険商品の対象が不動産になるため、宅建士の知識が大いに役立ちます。
他の資格への足掛かりになる
最後のメリットは宅建士の勉強が他の資格、勉強への足掛かりになることです。
宅建の勉強内容として、民法・宅建業法・その他の規制の3つから成り立っています。
この勉強内容が他の資格と被る点が多いため、宅建を取った後他の資格試験にステップアップすることができます。
逆に、他の資格を持っている人は宅建士が取りやすくなります。
役立つ資格としては、
FP
行政書士
司法書士
マンション管理士
不動産鑑定士
社会福祉労務士
資格勉強を通して、知識が身に付く
最後は、宅建士の勉強をする上で付属的に身に付く知識を紹介します。
これらの知識は、業界に関わらずかなり役に立ちます。
宅建士の勉強は、民法・宅建業法・その他の規制から成り立っています。
この中の民法の勉強が、私生活にかなりやくに立つ知識となっています。
人の権利関係、民法の基本的考え方、遺産相続、クーリングオフ、契約の基本など生活する上で知っているとかなり便利な知識が身に付きます。
*ただこの知識を目的に勉強するのはコスパが悪いので付属的なメリットとして押さえておきましょう。
大学生にオススメの理由
次は、なぜこの宅建が大学生にオススメなのかを説明していきます。
理由は主に4つあります。
就職に役立つ
宅建を持っていると雇われやすい
メリットの点でも紹介しましたが、宅建士を一定数雇わないといけない法律と独占業務の存在があるため、そもそも企業としては欲しい人材になります。
また正社員として不動産関連の企業に就職する場合、内定後もしくは入社後99%で宅建を取るようにと言われます。
・企業としては、
宅建取得のための社員育成を省き、即戦力として使えることになります。
・新入社員としても、
同期が宅建の勉強をしている間に、実務経験や他の勉強をすることができるようになるので、一歩先に進むことができるようになります。
資格取得を通して志望度、ガクチカをアピールできる。
企業としては、学生がどれだけの志望度を持っているかがとても大切になってきます。
それはせっかく採用しても入社してくれないことが、企業としては一番避けたい結果なためです。
そのため志望度のアピールはかなり重要になります。
不動産業界を志望していて、
「宅建を持っている人」「持っていない人」の2人がいれば、
誰がどうみても宅建を持っている人の方が、志望度が高そうですよね
また、資格取得をしたこと自体、大学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)としてアピールすることができるます。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)は最近の就活では、どの企業でも聞かれる頻出の質問ですよね。
資格取得を通して、継続力や計画性、物事を達成する力をアピールすることができます。
このように宅建取得は、就活では役立つこと間違えなしです。
学んでいる学問を活用できる(一部学生)
大学生にオススメの理由の2つ目としてあげられるのは、
大学で学んでいる学問を、資格取得に役立てる点です。
*一部学生のみが当てはまります。
宅建の勉強では、民法・宅建業法・その他の規制の3つに分かれます。
大学で法律関係の勉強をしていれば、その知識がそのまま役に立ちます。
また宅建の民法は、民法の中でも初歩的な分類になるため、法学部以外の学生でも授業を取ってみれば、意外とそれだけでもアドバンテージになります。
この民法は、理解が難しい分野になります。そのため専門の教授に教えてもらえるのはかなりのメリットになります。
このように大学生であれば、他の受験生よりも有利に受験することができるのです。
難しすぎず、簡単すぎない
つぎは難易度の解説です。
もっていて役に立つ資格の特徴としては、難易度が高いといったものがあります。
というのも、簡単すぎる資格、だれでも持っている資格は他者との差別化がしにくいです。
例えば
普通自動車免許は、多くの人が持っているもしくは取れる資格(免許)です。
これを売りに就活をする人は、なかなかいないですよね。
こんな感じで、資格はそれなりの難易度がないと価値が見出しにくいです。
一方で、難しすぎる資格はどうでしょう。
司法試験や公認会計士の試験のように難易度が高い資格はもちろん価値がありますが、これを取るにはかなりの労力、時間、お金が必要になります。
もちろんこれらの資格を大学在学中に取ることで、宅建よりはるかに大きいメリットが得られますので、チャレンジしてみるのもありだと思います。
ただ、大学生生活を楽しみながらこれらの資格を取るのはかなり厳しいです。
それでは、宅建はどうでしょうか?
基本的に宅建の取得に必要な時間は、200時間から300時間と言われています。
合格率は15%前後
いささか簡単とは言えません。
ただ、大学生が適度に勉強していれば取ることのできるようなラインになります。
取ることで、それなりに他者との差別化ができる、かつ難易度が高すぎない。
これが私が大学生におすすめしたい理由です。
オススメの勉強法、テキストに関してはこちらから
私が実際に宅建を合格したときの勉強法とテキストを解説しております。
【大学生宅建独学合格】独学合格目指すためのおすすめの勉強方法とテキストを紹介
高時給のアルバイトができる
大学生に宅建をオススメする最後の理由は、高時給のアルバイトができることです。
数はそこまで多くありません。
ただ学生でも宅建を持っていることで、高時給でアルバイトをすることができます。
もちろん、その分責任の重い仕事をすることになりますが、社会経験としても、宅建の実務を習う上でもかなり良い経験ができました。
また高時給でアルバイトができるので、短時間でのなかなかのお給料がもらえました。
時間がなくなりがちな大学生にぜひオススメしたいです。
ただ、宅建を取るのにもそれなりの時間と労力がかかります。
そのためここの点だけだけを目的にすることはオススメできないのでご注意を
注意点
今までみなさんに宅建のメリット、おすすめの理由を紹介してきました。
しかし、もちろん注意点もございます。この点まで確認した上で宅建の勉強に取り組んでいただきたいです。
関係のない業界では役に立たない。
一つ目の注意点は、関係のない業界では、役に立ちにくいことです。
宅建は、不動産、金融、建築業界以外では役立ちにくいことです。
もちろん「これらの業界に絶対就職するんだ」と考えている方々にはあまり関係はありませんが、業界を決めていない、これらの業界に、そんなに興味がない方々にとっては、将来この資格を取得してもその後の人生で恩恵を得られない可能性があります。
正直上記の業界以外ではこの宅建の知識が少ないです。民法の権利や契約の知識に関しましては多少の汎用性がありますが、それ以外はめっぽう使えません。
貴重な大学生の時間です。皆さんの本当にやりたいこと、必要なことにに時間と労力を費やしましょう。
年に一回しかない
次の注意点は、宅建の試験が年に1度しかないことです。
厳しいことを言ってしまいますが、
宅建は、受かるか、落ちるかの試験です。
TOEICのように今までの努力が結果に残るわけではありません。
「落ちたらそれまでの努力が全部無駄」こんなことは言いません。たとえ落ちたとしても全力でやって、失敗したことには意味があると思います。
ただ社会的にみたら、例えあなたがどんなに真面目に、しっかり勉強しても、落ちてしまったらなんの報酬も得ることができません。
一度落ちてしまったら、諦めるもしくは1年間、また宅建の勉強をしないといけない生活になってしまうのでその覚悟を持った上で望んで見てきださい。
実際に私も、宅建の試験を2回目で合格したので、一度落ちています。
それなりに勉強もしていたので結構メンタルにきました。
宅建に縛られてしまう
これは実際に私が経験したことなのですが、宅建をとったことで、私の選択が無意識にそれによってしまったことです。
「せっかく宅建を取ったのだから、不動産会社でアルバイトをしよう」「宅建があれば、不動産関係の企業の就職に有利そう。だからそっち系を受けてみよう」など宅建をベースに物事を決めてしまった節がありました。
もともと不動産業界にいくつもりでしたので後悔はありませんが、このようになってしまう可能性もありますのでご注意を!
実際に宅建があると色々と便利な節が多いです。ただこれに縛られず、あなたのしたいことを十分にできる選択ができることを祈っております。
宅建の資格が本当に必要なのかどうか
今まで散々オススメしてきたのに今更なんだよって感じですよね。
ごめんなさん、
今までメリットなりオススメの理由を紹介してきました。確かにこれらは、間違えではないのです。ただ、私としても宅建の回者ではありません。
皆さんの生活が少しでも豊かになればいいなと思ってこのブログを運営しています。
実際に「宅建を持っていてもそれを活用していない人」「何年も宅建を受けても受からなかった人」を何人か見てきました。
ですので、ちゃんとデメリットや注意点も考慮した上で挑戦してみてください。
最後に
最後になりましたが、私がこの記事で伝えたかったことは、
「せっかくの大学生の時間を有効的に使って欲しい」と言ったことです。
もちろん旅行に行ったり、友達と飲みや遊んだりすることも大切な時間の一つです。
ただそれだけではなく、自己投資に時間を使うことも長期的に見たらかなり大切なことです。
ぜひ宅建でなくても、自分のやってみたいことに積極的にチャレンジして行って欲しいです。
また宅建を受けたいけど、勉強法やオススメのテキストがわからないといった方々向けに近日「宅建の勉強法とお勧めテキスト」を紹介した記事も書こうと考えています。
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